メタ認知で高次元視点を獲得する
メタ認知とは?
メタ認知とは、言い換えれば「俯瞰すること」です。
スピリチュアルではよく、「俯瞰しなさい」と言われますが、一体どうやってその視点を獲得すればいいのでしょうか?
そもそも「俯瞰」とは
高いところから見おろすこと。全体を上から見ること。
広辞苑第七版
という意味の言葉です。
つまり、メタ認知もとい俯瞰とは、物事の全体像を捉え、高い視点を獲得するということになります。
心は乱れてもいい
「俯瞰する」というと、感情が揺さぶられないと思っている人も多いのですが、実はそんなことはありません。
どんなに高い視点を持っていても、ある程度、感情は揺れ動きます。
それは人間である以上仕方のないことです。
なぜなら、わたし達はその経験をするために生まれてきているのです。
しかし、その揺れ動く感情に流されるままでは、なかなか物事が上手くいかなかったり、人生の目的を達成できません。
だから、「メタ認知」が重要になってくるのです。
要はメタ認知とは、揺れ動く感情や変わりゆく環境などの、自分を取り巻く事象を一歩引いた視点から観察していることを指します。
例えるなら、ゲームの世界であったり、テレビで見るドラマの世界に似ているかもしれません。
ゲームの展開によっては感情は動くけど、それがゲームの世界であるということを知っていて、何が起こっているのかを把握できるし、常に「コントローラーを握っているのは自分」というニュートラルな状態に戻れることが、まさに「メタ認知」を体現していると言えます。
メタ認知を獲得すると、何か現象が起こるたびに、自分の心の中にコマンドが現れます。
そして、どんな状況に遭遇しようと、「自分で選ぶ」ことが可能になるのです。
メタ認知を鍛えるには?
メタ認知を鍛えるためには、日常に「マインドフルネス」を取り入れるのがオススメです。
一つ一つの動作や行動に集中し、自分が感じている感覚を観察すること…それがマインドフルネスです。
メタ認知を鍛えるマインドフルネスの例
- 食事…食べている時の食感や味、身体の動きなど、その動作の中で繰り広げられる体の様子を観察する
- 歩行…歩いている時の足の裏の感覚を強く感じる
- 運転…車や自転車を運転するときに、運転以外のことを考えず、集中してみる(十分気を付けてね!)
- 書く…書いているときの紙やペンの音などを観察する
- その他…自分が何気なく行っている動作を日常の中で観察する
このように、日ごろから五感を研ぎ澄まし、自分の行動を観察する癖を付けることで、感情が揺れ動いたときでも「あ、今辛いと思ってるな…どうしようかな…」と自然に心の中にコマンドが出現するようになります。
メタ認知は日常から
「高次元の視点」と聞くと、誰もが「天界や神様と繋がって啓示を得ること」と思いがちですが、本当の「啓示」は日常に溢れています。
あなたが目にするすべてのものに神の意思が宿り、あなたのことを導いています。
自分の行動を一つ一つ観察し、あなた自身が磨いた「俯瞰した視点」は決して消えることなく、一生使えるスキルです。
これをマスターすれば、いつかオラクルカードや霊視に頼らなくても、自分で選択し、自分で決めて歩んでいける日がくるかもしれません。
わたしは、オラクルカードは人生の相棒であると共に、「自転車の補助輪」のような存在だなと感じています。
いつかはカードのサポートを離れ、わたし達が自分で獲得したメタ認知を駆使し、独り立ちする日をガイドも見守ってくれているかもしれませんよ。