過去世・カルマ
リーディングのポイント
過去世やカルマをリーディングする際のポイントは、
『必ず現在と関連付けて読む』
ことです。
そもそも、過去世やカルマを「敢えて」知る必要があるとしたら、それは、「今」をより良く生きるためのヒントを得るためです。
決して、素晴らしかった過去世を知って、それを自尊心のエサにするためではありません。
わたし達は、生まれてくるときに過去世やカルマを忘れて生まれてきますが、それにはちゃんとした理由があります。
それは、
『全て覚えていたら、今世の自分を生きられないから』
です。
よく、自分の過去世が、
『レムリア人でした!』
『安倍晴明でした!』
『クレオパトラでした!』
『プレアデスという星にいました!』
なんていうお話を聞きますが、それは「過去世」だけにフォーカスをした、過去に囚われたリーディングをしてしまった結果です。
これは、何が問題かというと、「過去の華々しい栄光にすがって、今の等身大の自分を受け入れられていない」ことにあります。
ですので、この講座を受けてくださっている皆さんには、是非、過去に囚われるのではなく、「今」の自分の素晴らしさを知り、「今」の自分を最大限に輝かせるためのリーディングをしていただきたいと思っています。
ということを踏まえて、過去世・カルマリーディングのスプレッドですが、他のジャンル別リーディングと少しだけ違うので、ここで紹介していきます。

動画でも説明していますが、基本的に「過去世・カルマ」の部分は1枚引きです。この部分は、何枚も引くと混乱してしまいます。
また、「潜在意識」の部分では、過去世との因果やカルマの影響を表しています。
この部分をよく読むことで、現状や問題の本質が浮き彫りになります。
このスプレッドを見ていただいても分かるように、リーディングの焦点はあくまでも「現在」です。
過去にどんな傷や記憶を抱えていようと、それはただすべてを「経験と知恵」に変えていくためのソースでしかありません。
過去世に限らず、「現在」に焦点が当たらないリーディングからは、ヒントや突破口を見出すのは難しいので、軸を忘れないようにしましょう。
リーディングの注意点とオススメしないこと
前章でも述べたように、リーディングのテーマが「過去世やカルマ」であったとしても、最終的に焦点が当たるのは「今」です。
過去世リーディングで一番ありがちなのは、先述したとおり、「過去の栄光にすがる」ことです。
しかし、注意してただきたいのは、たとえあなたの過去世が安倍晴明だったとしても、今のあなたはあなたです。安倍晴明本人ではありません。
さらに言うと、安倍晴明にしてもクレオパトラにしても、彼らの生まれ変わりとしてこの世に存在する人は、一人ではなく無数にいるのです。
スピリチュアルで多くの人が陥ってしまう罠は、
『スターシード』
『○○チルドレン』
『プレアデス人』
『過去世がレムリア』
『過去世が有名人』
など、そのままの「あなた」ではなく、何かすごそうで特別感のある肩書を身に着けないと、自分に自信を持てなくなってしまうことです。
その根底には、傷付いた自尊心を補うための、「わたしは特別」という選民意識と、果てしない承認欲求が隠れています。
そこに目を向けずに、気持ちのいい言葉にすがってばかりいたら、美しい魂がどんどん輝きを失ってしまいます。
そうならないために、そして、本当の意味であなた自身が自分を愛していくために、ポジションなオラクルカードの使い方をしていきましょう!
まとめ
- 過去世やカルマリーディングは、今を輝かせるためにする
- 華々しい過去世にすがらない
- リーディングの焦点はあくまで「現在」
- 陥りやすいスピリチュアルの罠に気をつけて
- 何もなくてもあなたの魂は美しい
- 今の自分を心から愛せるようになるリーディングを!