人間関係
リーディングのポイント
人間関係におけるリーディングの最大のポイントは、
- どんな人間関係が理想的か?
- どんな人と付き合っていたいか?
- 逆にどんな人とは付き合いたくないか?
- 自分が絶対に譲れない価値観
- 人間関係において、自分が大切にしていること(モラルや常識)
などを、まずは徹底的に知ることです。
人間関係で悩みが生じる場合、自分が理想としている関係性から遠かったり、大切にしている価値観が離れていたりすると、悩みが生じます。
「こうしてほしいのに」
「わたしはこんなに気を遣っているのに」
「なんてデリカシーのない人なんだろう」
これは、自分が相手に期待していることのサインです。
「他人に期待するな」
という言葉がありますが、わたし達が人間である限り、それは不可能です。
誰も他人に期待しなくなれば、社会は崩壊してしまいます。
ですので、他人に期待する自分を責める必要はありませんし、あなたの「期待値」をある程度満たしてくれる人であれば、しっかりと親密な人間関係が築けます。
言い換えると、気を遣わなくていい人ではなく、『同じ温度感で気を遣える人』こそ、ぴったりの相性だと言えるのです。
そして、そのあなたの「期待値」を知るために、冒頭で挙げた項目を中心に、自分が人間関係に無意識に期待していることを『意識化』する必要があります。
これを知ることで、自分の中で基準ができ、「この人とはこの距離感」「この人とはこれくらい」という風に、自分で良好な線引きができるようになるでしょう。
そうすると、いい意味で適度に他人への期待感が薄れ、悩みが解消されていきます。
それを踏まえて、リーディングにおいては、スプレッドを活用してカードを展開し、現状の問題点や、人間関係についての適切な距離感や行動方法を読んでいくといいでしょう。
好きな人は応援者、嫌いな人はキーパーソン
人は、「自分が好きな人」には比較的容易に感謝をすることができます。
「周りがみんな好きな人だったらいいのにな~」
と思われることもあるかもしれません。
しかし、どんな人の前にも必ず、一定のタイミングで『嫌いな人』や『なんか嫌な人』が出現します。
彼らの出現は「転機」であることが多いのですが、イメージはまさにこんな感じです。

ここで、あなたは思うかもしれません。
「こんな人が目の前に現れるなんて…人は鏡だからわたしの魂レベルはうんたらかんたら…」
いやいや、ちょっと待ってください。
魂レベルなど、そんな誰が言いだしたかも分からんものは置いておいて…実は、定期的に表れる「嫌いな人」は、人生のステップアップを促してくれるキーパーソンなのです。
想像してみてください。
一匹も敵を倒さずにレベル1のままエンディングを迎えるRPGを。
ライバルが現れることなく、終始ラブラブで終わる恋愛ドラマを。
フリーザもセルも魔人ブウも登場しないドラゴンボールを。
そう、果てしなくつまらない上に、何の成長も進歩も気付きもないのです。
一見すると、目の前の気難しい上司は厄介者に思えるかもしれません。
しかし、彼らはあなたに「嫌だなぁ」を感じさせることで、
「本当にこれでいいの?」
「もっとほしいものがあるんじゃない?」
「ここで終わって満足なの?」
「あなたが本当に大切にしたいのは誰?」
という潜在意識の声を引き出してくれています。
また、同時に「嫌いな人」は「好きな人」とのコントラストをよりハッキリとさせ、そばで味方して応援してくれる人の存在に気付かせる役割もあります。
それに気付くことができれば、目の前で「嫌な人」を演じてくれている人に心から感謝をして、次のステージへ行くことができますよ。
リーディングの注意点とオススメしないこと
人間関係のリーディイングでの注意点は、恋愛・パートナーシップ編でもお伝えした通り、『相手の気持ち』をカードによって覗かないことです。
相手の気持ちを知ったところで、自分の根本的な意識が変わらなければ、「嫌いな人」「苦手な人」に出会う度に心乱れ、自分の軸を失ったままになってしまいます。
大切なのは、
「相手が自分のことをどう思っているか?」
よりも、
「自分がどういった距離感で相手と関係性を作り、上手く線引きするか?」
なのです。
嫌いな人、苦手な人は、あなたの人生のキーパーソンです。
要は、彼らから自分は何を学べるのか?だけを拾っておけば問題ありません。
嫌いなら嫌いなままでいいし、苦手を克服する必要もありません。
よく、「許しましょう」「愛を持って接しましょう」ということも言われますが、心が整っていない人がそれをしようとすると、本当の許しや愛ではなく、『自分を抑えつけた自己犠牲』になってしまいます。
相手を許すのは、自分と相手との距離が明確になってからでも遅くありません。
まずは、無理に相手に擦り寄るのではなく、自分の気持ちを整えましょう。
自分自身が整えば、自然と相手との関係性も心地よいものに変化していき、先述した『許すこと』や『愛を持って接すること』が意識しなくても溢れてくるようになりますよ。
また、もう一つ、人間関係リーディングでの注意点は、「相手の不幸」を願う内容のリーディングです。
例えば、
「わたしを傷付けた相手に下る天罰」
「嫌いなあの人が辿る末路」
「あの人に今後訪れる因果応報」
など、YouTubeでもよく見かけますが、特定の相手にチャンネルを合わせてこういったことをリーディングすると、あなたも同じ穴の貉になってしまいます。
どうしても許せない相手や、憎い相手であっても、「くっそ~」と思うことはあっても、「不幸を願う」ことは避けましょう。
相手にとっての最大の復讐があるとすれば、あなたが相手のことを気にも留めず、毎日幸せで楽しく生きることなのです。
まとめ
- 人間関係リーディングで重要なのは、『自分を知ること』
- 相手に期待してもいい。期待値が類似している人と親密な関係を築こう
- 嫌いな人キーパーソン。その人から何を学ぶかがカギ。
- 相手の気持ちは覗かない。自分に集中しよう
- 許しや愛は自分が整ったら自然に訪れる
- 相手の不幸を願うリーディングはご法度