占いにおける禁忌と他者を占う際の心得

今回は、占い・リーディング・霊視などのサービスおよび発信において、やってはいけないこと、また本物なら絶対にやらないことについてお話しします。

応用理論編の部分でも軽くお伝えしましたが、ここで重ねて知っておいてほしい重要事項です。

禁忌を犯した場合、のちにどのような報いが待っているかは、想像に難いものがあります。

太古の昔より、占い師達はこういった禁忌を固く守り、他者のためにその技術を使ってきました。

昨今では、そういった知識を持たずに、安易に占いの世界に入る人が多くいますが、それでは占った側も、占いを受けた側も、相当のリスクを負うことになるので、皆さんはここでしっかりと学んで、侵してはいけない領域に踏み込まないようにしましょう。

占いにおける三禁

占いの世界では、絶対に占ってはいけない三つの項目が存在します。

絶対に占ってはいけない三つの事柄

  • 人の生死や寿命に関すること
  • 犯人捜し、犯罪の手助け
  • 不倫や浮気に関すること
人の生死や寿命に関すること

占いであれ霊視であれ、どんな能力を使ったとしても、これだけは絶対に視てはいけないし、ましてや相手に伝えてはいけません。

人間として生きている限り、「知らなくていいこと」はあるもので、その一つが生死や寿命に関することです。

たとえ、意図せず視えてしまったとしても、そっと胸にしまっておきましょう。

犯人捜し、犯罪の手助け

これは、霊的に見ても、物理的に見ても、非常に危険な行為です。

こういった危険を冒すことで、思いも寄らぬトラブルに巻き込まれることもあります。

逆恨みを買ったり、冤罪を作ることすらあるかのしれません。

基本的に、「犯罪に関することは視ない」が正解だと思ってください。

不倫や浮気に関すること

占い業では最も多いご相談の一つですが、前項の「犯人捜し」同様、「誰と不倫しいているか」など、相手を特定しようとするリーディングはご法度です。

不倫や浮気の問題は、別のところに原因がある場合も多いので、もし占うとしたら「占う対象の本人」に軸を置いたリーディングをするのがいいでしょう。

間違っても、浮気相手のことを探るような探偵まがいのことはしてはいけません。

餅は餅屋ですので、人探しは専門家に任せましょう。

その他、NGなリーディング

三禁には入っていなくても、「避けた方がいい」NGリーディングも多く存在します。

これは、「人として」という部分に大きく関わってくるところですので、押さえておきましょう。

避けた方がいいNGリーディング

  • 「相手の気持ち」など、リーディング対象に許可を取っていない場合
  • 「有名人・芸能人」など、頼まれてもいない人のリーディング
  • 受験等の合否について
  • 病気が治るか治らないかについて
  • ギャンブルなどの賭け事関連
  • 地震や災害などの天災関連
  • 法律に触れる内容のもの
  • 道徳やモラルに反するもの
リーディング対象に許可を取っていない場合

恋愛・パートナーシップのところでもお伝えしましたが、

「相手の気持ち」
「今、あの人はどう思っているか?」

など、許可を取っていない相手の心を盗み見るリーディングはNGです。

相手の気持ちを知りたいと思うのは、不安や恐れが根底にあるので、そこを解消できて、かつ自分に軸が向くようなリーディングをしましょう。

有名人・芸能人関連

先ほどの「相手の気持ち」同様、頼まれてもいない人のことをリーディングするのはNGです。

わたし達は、リーディングを通して、天界という高次元からのメッセージを受け取る機会を与えられているのです。

それは、自分のために、そして誰かのために、ありがたく使うべき機会であって、誰かの人権を侵害するようなことに使うためではありません。

パパラッチのような誰かの私生活を覗き見る行為が、果たして霊性の高い人間がすることでしょうか?

あまりにも矛盾していると思いませんか?

リーディングの内容がいかなるものであったとしても、ご本人の許可を得ずにリーディングすることはルール違反です。

そんな暇が一秒でもあるなら、自分の魂を磨くために、カードと向き合いましょう。

受験等の合否について

試験関連の合否を占う行為もNGです。

動画でも話しているように、例えば、占いで「受かります」と言われた人が、その後の勉強を怠って試験に落ちてしまった場合、責任の取りようがないからです。

「勉強しないことを選んだのは本人」と言えてしまう無責任で他責思考な人は、占い及び相談業全般に向いていません。

その事柄を占うにあたって言葉を選んだり、占うべき事柄を精査するのは術者側の義務です。

「この言葉がその人の人生を左右するかもしれない」という意識を常に持ち、占う事柄から言葉まで、責任を持って伝えられるようにしましょう。

病気が治るか治らないかについて

こちらも、前項で言及した「人の生死や寿命」等に深く関連する事柄ですので、読むことはNGです。

ともすれば、薬事法などの法律にも触れる可能性がありますので、治るか治らないかなどの二択でリーディングすることは避けましょう。

「健康」の動画でも解説しましたが、もともと、病気や身体に関するリーディングはとても繊細ですので、質問の仕方や導き方をよく考えましょう。

ギャンブルなどの賭け事関連

合否や病気が治るか治らないかと同様、ギャンブル系も二者択一になりやすく、また、対象者の金銭的利益と直結しているため、NGです。

古来より、占いや霊能の力を「個人の利益」のために使うと、術者はその力を失うとされてきました。

占いも霊視もリーディングも、他者と世の中によい循環を促すため、ガイドや神様から「借りている」能力です。

そこに胡坐をかかず、謙虚で真摯にその使命と向き合える人でなければ、せっかくの能力も泡のように消えてしまうかもしれません。

地震や災害などの天災関連

天災などについてもむやみにリーディングすることはNGです。

昨今では、SNS等で地震の予言などをしばしば目にしますが、実は「本物の」霊能者は、そういった予知夢やビジョンを見たとしても、決して口にはしません。

その言葉が、どれほどの影響力を持っているのかを知っているからです。

日本は地震大国ですから、事前にそれを知りたい気持ちも分かりますが、しっかり備えておいて、あとは意識をそちらへ向けないことの方が大切なのです。

法律に触れる内容のもの

当たり前ですが、法律に触れるような内容のリーディングは、自分から火に飛び込むようなものなのでやめましょう。

特に、先述した「人権」関連は特に注意です。

SNSが発達している現代、デジタルタトゥーは一生消えませんし、いつどこで誰が見ているか分からない社会です。

訴えられてしまっては元も子もないので、発言には十分注意し、責任と自覚を持ってリーディングしましょう。

道徳やモラルに反するもの

言わずもがなですが、「人としてどうなの?」という内容のリーディングはやめましょう。

何のためにスピリチュアルや占いを勉強しているのか、よく考えてくださいね。

「高次元」を謳っておきながら、やっていることが下衆の極みだと、まったくもって説得力がありません。

言っていることとやっていることを一致させ、常に「お天道様が見ている」という意識で、正しく能力を活かしましょう。

リーディングは「自分」がベース

占いにおいて最も大切なことは、軸を常に「自分」に置いておくということです。

シンプルなようでとても難しいですが、ここまでオラクルカードリーディングについて学んでこられた皆様なら、きっとそんな素敵なリーディングができるはずです。

他者をリーディングする際も、「その人がどう行動するといいのか?」という行動指針をしっかりと示すことで、相談者の軸は自然と「自分」へと向いていきます。

それが、「自分と向き合う」ことの第一歩なのです。

自分と向き合い、本音を知り、そして「なりたい自分」へと変化していくこと。

人間として生きていく上で、これほどの喜びはないかもしれません。

人が「魂」の声を聞き、本来の自分を取り戻して、きらきらと輝き出す瞬間は、とても美しいです。

そんな、光に溢れた瞬間を、それぞれのやり方で、ともに作っていきましょう。

ここからがスタートですよ。

初心を忘れず、あなたらしく輝いてくださいね!

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