メッセージを地球仕様に落とし込む方法
言語力が最大の鍵
オラクルカードのメッセージを見ても分かるように、天界などの高次元からのメッセージというのは、割と「曖昧だ」と感じる人が多いのです。
それにはいくつか理由がありますが、一つは、次元が上がれば上がるほど、「言葉は存在しなくなる」ということです。
人間は地球上で意思疎通を図るために言語を使用しますが、高次元には実は「言語」は存在しません。
そのため、彼らが我々に何か伝えてくるときも「言葉」ではなく、数字・記号・イメージ・感情・感覚・雰囲気など、非常に曖昧なものが多かったりします。
オラクルカードはそれらを分かりやすく言語化したものなのですが、メッセージ自体は曖昧なものであることも多いのです。(誰もが使えるように、言葉が一般化されていることも原因です。)
よって、カードのメッセージを読み取る際は、その曖昧な表現や、リーディングの時に降りてくる感覚的なことを言語化する必要があります。
いかに言葉を紡ぎ、適切な表現を見つけ出し、メッセージを翻訳するかが重要なのです。
大局の中にある「・」を見る
また、メッセージの分かりにくさの原因として次に挙げられるのが、高次元はあくまでも「大局を見ている」ということです。
「高次元」と言うくらいですから、彼らはわたし達が想像もつかないような高い視点を有しています。
それは、わたし達人間が一生かけても理解できないような本質や、愛の概念も含まれていたりします。
ですので、時として、オラクルカードのメッセージやチャネリングで得た高次元のメッセージというのは、
「それは分かるけど、感情が着いていかない」
「なんとなく理解できるけど、落とし込むのに時間がかかりすぎる」
「そんなこと言われても、結局どうしたらいいの?」
ということが起こりがちです。
なぜなら、人間の意識と彼らの意識とに大きな溝があり、地球という制限の星で肉体を持って生きるわたし達にとって、その大局を全て飲み込むには難しいことが多いからです。
ゆえに、そういった「大きな」メッセージがやってきたときは、その大局の中に含まれている局所的な(地球的な)解決策を見つける必要があります。
そこで必要になってくるのが前章で述べた「言語化力」でもあり、高次元と地球の暮らしとのバランスを取っていく能力でもあります。
暮らしの中で実践できるメッセージを受け取ろう
わたし達は、いくら高次元のメッセージを受け取ったとしても、毎日をコツコツ暮らしながら積み上げていく存在です。
だからこそ、そういったメッセージというのは、わたし達の暮らしに沿ったものでなければ、結局は「スピリチュアル」というエンタメの域を出なくなってしまい、現実とスピリチュアルな世界とのギャップを生んでしまいます。
オラクルカードリーディングをする際は、できるだけ「暮らし」の中で使えるメッセージにまで落とし込んで読むことで、高次元の「大局」を反映した実践方法を導き出すことができるのです。
それを地道に実践することで、日々その「大局」に近付くことができ、大きな負荷もなく気付いたら理想の自分に変化しているかもしれないですよ♪
「急がば回れ」とはよく言ったものですが、地球はまさにそれを体験するためにあるような星です。
無駄だと思えることの中にこそ、あなたが本当に求めているものが隠れているかもしれません。